今回は『邪馬台国は九州にあった?』の都市伝説です。
もちろん、信じるか信じないかはあなた次第です!
「それは面白いなぁ」程度に読んで頂けたら幸いです。
さて昨日、令和2年1月3日の Yahoo!ニュース はご覧になられましたか?
“卑弥呼の鏡「可能性高い」 大分・日田で出土の鉄鏡「金銀錯嵌珠龍文鉄鏡」 中国・曹操陵の発掘責任者が見解”
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200103-03472520-saga-l41
目次
「邪馬台国はどこにあったのか論争」
「邪馬台国はどこのあったのか?」ついては「九州説」と「畿内説」が有名です。
九州にあったとする「九州説」、と近畿にあったとする「畿内説」です。
最近では考古学的な発見から「機内説」が有力とされています。
しかしなんと昨日、
新たに「九州説」の可能性が高まるようなニュースが飛び込んできました。
もうどっちだよ!と言いたくなりますね。
古代史が好きな方だけでなくても
学校で邪馬台国の場所はわかっていないという話は聞いたことがあると思います。
邪馬台国の位置はどこ?論争のポイント3つ
①卑弥呼が中国からもらった「銅鏡百枚」はどこで見つかるか?
→この点は九州説が有力?
「機内説」
畿内では日本製?の「三角縁神獣鏡」がたくさん見つかっている。
しかし「三角縁神獣鏡」は中国では発掘されていないため、
「日本製」である可能性が高いとのこと。
「九州説」
九州では中国製の「後漢鏡」がたくさん見つかっている。
【NEW!】
「九州説」
さらに今回のニュースでは
中国の研究者が「九州・大分県」の遺跡で見つかった鏡は
卑弥呼が中国からもらった鏡の可能性が高いとする見解を示した。
”「三国志の英雄」として知られる曹操(155~220年)の墓「曹操高陵」を発掘した中国・河南省文物考古研究院の潘偉斌(ハン・イヒン)氏が、大分県日田市のダンワラ古墳出土と伝わる国重要文化財「金銀錯嵌珠龍文鉄鏡(きんぎんさくがんしゅりゅうもんてっきょう)」を、邪馬台国の女王・卑弥呼がもらった「銅鏡百枚」の一枚である可能性が高いとする見解を明らかにした。”
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200103-03472520-saga-l41
②卑弥呼の時代の遺跡や墓はどこで見つかるか?
→どっちもどっちだが、やや機内説が有力?
「機内説」
纏向遺跡という卑弥呼がいた時代で最大の都市遺跡が発見されている。
大量の鉄の発見されており、かなり大きな力を持った勢力が存在したらしい。
「九州説」
吉野ヶ里遺跡など卑弥呼がいた時代の大型の遺跡が発見されている。
卑弥呼の墓の場所は不明。
③『魏志倭人伝』に書かれている邪馬台国までのルートは?
→どっちもどっち
『魏志倭人伝』に記載された通りに進むと「太平洋」つまり「海」に出てしまう。
まさか!邪馬台国は海に沈んだのかっ!?笑
伝説のアトランティス的な展開!!
だとしたら、それはそれで面白いですが・・・
上記の通り、『魏志倭人伝』からは九州・畿内どちらかは分からないため、
どこか誤って記載されてしまった部分があるはずだと
長年、邪馬台国の位置について論争が繰り広げられているのです。
例えば
・「南」と書いてある部分を「東」にすると「畿内」になりそう 等々
・12000里という距離だけを考えたりすると「九州」になりそう 等々
実に面白い! 邪馬台国 宇佐神宮説
今回のニュースでは「大分県」日田市のダンワラ古墳から出土された鏡が
中国から卑弥呼へ送られたものではないか?というニュースでした。
学校でも習いましたよね。
「宇佐八幡神託事件」を簡単に説明すると
「お坊さんの道鏡を次期天皇にするべきだと宇佐神宮が言ってるよ!」
「マジかよ!?ちょっと和気清麻呂が宇佐神宮へ確かめに行ってくる!」
「やっぱり間違いだったよ!」
さて、この宇佐神宮ですが不思議な点がいくつも存在するのです。
今回は簡単に触れる程度にしますがとても興味深い内容です。
4拍手する
多くの神社は2礼「2拍手」1礼が参拝の作法です。
しかし宇佐神宮は2礼「4拍手」1礼なのです。
「4」の数字は日本人にとって不吉な数字ですよね。
なぜ4拍手なのか?理由は不明だそうです。
宇佐神宮のホームページによると
”この作法は、特に文献等には記録されてはいないものの、
古儀により現在に至るまで行われてきました。”
何かとてつもない秘密が隠されているような・・・
「4拍手」する神社は3つ存在するようです。
インターネットで検索したり、昔読んだ本にはこう書かれていました。
「かつて存在した3大国は大和によって滅ぼされた。
祟りを恐れた大和は3つの場所に神社を建てた。
その場所は出雲、越後、宇佐」
余談ですが漫画『ワンピース』にも同じような同じような話がありましたよね。
「かつて存在した超大国、その存在は世界政府によって消されている」
比売大神は卑弥呼?説
宇佐神宮には3つの神様が祀られています。
その中でも比売大神という神様は、卑弥呼なのではないか?
という都市伝説があります。
もしそれが本当なら宇佐神宮が邪馬台国?ってことになっちゃいますね。
あくまでも都市伝説ですが。
最後に
邪馬台国はどこにあったのか?論争は、まだまだ続きそうです。
楽しいので私としては大歓迎です。
ところで「邪馬台国」という漢字、
普段我々が読む「ヤマ”タイ”コク」という読み方は江戸時代以降だそうです。
江戸時代以前は「ヤマ”ト”コク」と読んでいたそうですよ。
また「魏志倭人伝」には「邪馬”台”国」の文字の記載はないそうです。
「邪馬”壹”国」(ヤマ”イチ”コク)もしくは「女王国」
という記載になっているそうです。
もうなんだかわかりません。
古代史はわからないことだらけです。
しかし、そこが古代史の面白いところです。
参考
邪馬台国はどこか?
http://wajinden.com/邪馬台国はどこか?/#0301