都市伝説シリーズ その11 『紅の豚』
前回に引き続きジブリのアニメ映画に関する都市伝説です。
もう知ってるよ。という方も多いかもしれませんが、
私なりに「面白いな」と思った都市伝説をご紹介していきたいと思います。
もちろん、信じるか信じないかはあなた次第です!
なので「へぇー、それは面白いね」程度にご覧いただけたら幸いです。
さて、今回は『紅の豚』の都市伝説についてご紹介します。
目次
主人公はなぜ豚なのか?
宮崎監督自身をモデルに描いた。
名前はポルコ・ロッソ
イタリア語でポルコは豚、ロッソは赤。つまり紅の豚。
本名はマルコ・パゴット。
第一次世界大戦で大活躍した元イタリア空軍のエースパイロット。元大尉。
戦後は退役し、海賊ならぬ「空賊」を相手に賞金稼ぎをして暮らしている。
詳しい理由は明かされていない
「自らを魔法で豚にした」ようですが、
詳しい理由は明らかにされていません。
当時のイタリアは第一次世界大戦に勝ったものの経済的には不安定であった。
ファシスト党の独裁下にあり、
その後は世界恐慌、第二次世界大戦へ向かっていくような時代です。
一説によると
「第一次世界大戦でたくさんの人を殺めたり、
大切な仲間が命を落としたりしたが、自分だけが生き残ってしまった。
また、戦争が終わってもなお軍が力を持つ時代に嫌気がさし、
自ら魔法をかけて豚になった」説があります。
作中、回想シーンで「雲の平原」と呼ばれる生と死の境界(三途の川)のような場面が出て来ます。そこでポルコの親友でジーナの夫である「ベルリーニ」が戦死して天国へ行ってしまう描写があります。そのことからも上記の説は説得力があります。
元々日本航空の機内で上映される短編映画として制作が始まった
短編の予定でしたが宮崎監督のイメージが膨らみ
「長編」にしようと決めたそうです。
映画が上映された1990年代はユーゴスラビア内戦などが起こり
ヨーロッパが不安定な時代でした。
そんな時代にヨーロッパが舞台の戦争に関係のある映画を作る。
宮崎監督のことですから何か意味を込めて作っていそうですね。
ポルコは人間に戻れたのか?
ポルコが人間に戻った?と思われるようなシーンは作中2回出てきます。
1回目はポルコの秘密基地で
夜中、目を覚ましたフィオが武器を整備しているポルコを見た時です。
一瞬ですが人間に戻ったように見えます。
2回目は物語終盤、カーチスとの戦闘後です。
フィオが別れ際にポルコにキスした後、
カーチスが「お前、その顔?」(人間に戻った)と
読み取れるようなセリフを言います。
しかし、完全に人間に戻ったのではないようです。
宮崎監督は「人間に戻ってもまたすぐに豚に戻り、十日くらい経つと飯を食いにジーナの前に現れる」と語っています。
ジーナの賭けはどうなった?
ジーナは「私がこの庭にいる時、その人が訪ねてきたら今度こそ愛そうって賭けをしてるの。でもそのバカ、夜のお店にしかこないわ」
という台詞の通り、ポルコ(マルコ)が昼にジーナのところへ来たら愛すると賭けをしています。
賭けの結果はジーナとフィオの秘密とされて明かされませんでした。
しかし、以下の画像をご覧ください。
なんと問題の「庭」にポルコの飛行艇が停まっています。
昼、ポルコはジーナに会いにきたということでしょうか。
つまりジーナは賭けに勝った?
画像は以下サイトから引用。
詳しくは以下のブログがわかりやすいので、よろしければご覧ください。
flying-fantasy-garden.blogspot.com
機体番号「4」の秘密
ポルコが人間の頃に乗っていた赤い飛行艇の機体番号は「4」です。
これは回想シーンで出てくるのですが、
この数字はジーナにとって何番目の夫かを表しているそうです。
ジーナの最初の夫であり、ポルコの親友でもあるベルリーニの機体番号は「1」です。
その後、ジーナは2回結婚しますが全員戦死しています。
ということで、ジーナの4番目の夫は「ポルコ」になるそうです。
参考